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鳳凰三山


​2013年8月3日ー5日

鳳凰三山 (薬師岳 2780m、地蔵岳 2764m、地蔵岳 2764m)

人数:6人

DAY.1 夜叉神峠登山口〜夜叉神峠〜南御室小屋〜薬師岳小屋〜薬師岳〜観音岳〜アカヌケ沢ノ頭〜鳳凰小屋(テント泊)

DAY.2 鳳凰小屋〜地蔵岳〜アカヌケ沢ノ頭〜高嶺〜白鳳峠〜白鳳峠入口〜広河原〜広河原山荘(小屋泊)

DAY.3 広河原山荘〜(バス)〜夜叉神峠登山口

初めての南アルプスは、つらくて長い山の旅でした。

山に登り始めてから3年目の夏。

会社の先輩から、2泊3日で鳳凰三山と甲斐駒ケ岳を縦走する山行に誘われ、行程に若干不安を感じたものの、行ったことのない山域だったので参加を決意。

金曜の仕事終わりに会社からそのまま出発の予定だったので、その日の午後はソワソワ、上の空だったことは周りも皆気付いていたはず…

翌朝。夜叉神峠から入山する登山者はあまり居らず、私たちの他に2、3パーティ。

長くて静かな樹林帯歩き。南御室小屋までがかなり長く感じました。

その後、稜線に出てからの足取りは軽く、薬師岳、観音岳と順調にピークを踏んでゆく。

この日最後の難所(気持ち的に)、鳳凰小屋までの急な下りで膝はがくがく、心を無にして必死で小屋まで辿り着き、テントを立て倒れ込みしばし休憩…

結局1日目の行動時間は10時間を越え、鳳凰小屋のテント場に着いたのは16時過ぎだったと思う。

夕飯はすき焼き。すでに辺りは暗くなり始めていたので、肉の焼け具合をヘッドランプで照らしながら、闇鍋のように楽しみました。

2日目朝。鳳凰小屋のスタッフさんに連れられて、少し歩いたところにある高台へ朝陽を見にいきました。

雲の海に遠くの山並みが浮かび、空は刻々と色を変えて、やがて太陽が昇ると朝の始まり。

実は前日の夜、私ともう一人の女子はリタイアを申し出て、2日目の行程を変更し下山することになっていました。

疲れを察してくれたのか、小屋のご主人がキノコのお味噌汁を出してくださいました。しみる。

地蔵岳のオベリスクをたっぷりと愛で、ガスの沸く中稜線歩きを満喫し、あとは下るだけ。

白鳳峠からは長いガレ場。

たしか、好きなタイプのソフトクリームについて話しながら気持ちを保っていました。

最後の樹林帯を経て、広河原へ到着。

2日目もだいぶ遅い時間になってしまったけれど、なんとか広河原小屋に泊まれることになりました。

女子2人はけっこう限界だったので小屋泊。男性陣はテント泊。

大きい虫の居るシャワールーム(恐怖)でささっと体を流し、ふかふかのお布団で眠りにつくのでした。

無理のない計画の大切さと南アルプスの大きさを思い知る、ほろ苦い山行でした。

リベンジは、いつになるか。

この山行のハンカチはこちらからご覧いただけます。

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